タイのコンケン大学との継続的な国際交流を目指したオンライン着物文化発信のためのワークショップ
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本学教育学部教授の薩本らは学内外の共同研究者数名と2009年から文部科学省「服飾文化共同研究拠点」において「きもの文化の伝承と海外発信のための教育プログラムの開発」のプロジェクト研究(2009年~2011年度)を開始し、継続的に、きもの文化の伝承?発信を続けています。
このプロジェクト研究の一環で、2024年8月23日に遠隔体験型のきもの文化を海外へ発信するための教育プログラムを開発することを目指して、第15回目となる「きもの文化の発信のためのワークショップ」をきものプロジェクトメンバー、兵庫県伝統文化研修館、コンケン大学を中継して遠隔での体験型ワークショップとして実施しました。
コンケン大学はタイの東北地方最大の国立総合大学で、17学部を有するタイを代表する大学です。本学教育学研究科の修士課程を言語?文化?社会グループの青山先生の元で修了し、現在、コンケン大学の日本語教員となっている高橋美紀先生にご協力いただき、タイのコンケン大学には過去に2018年と2023年に招待されて対面型のワークショップを行いました。今回は継続的な文化交流を実現するため、遠隔での実施を試みたものです。
以下、ワークショップの内容をご報告します。
きものプロジェクトメンバーとして埼玉大学教授の川端博子先生、本学の薩本および連合学校教育学研究科博士課程修了生で昭和学院短期大学非常勤講師の大矢幸江先生、および薩本研究室のゼミ生5名も参加しました。日本舞踊指導と解説を兵庫県伝統文化研修館の尾上菊博司様およびそのお弟子さんにご協力いただき、中継には共栄大学の伊藤大河先生にご協力いただきました。コンケン大学教育学部日本語教育からは高橋先生とプログラム長であるワッチャラー?スヤラー先生の同時通訳のご協力をいただき、開催することができました。
プログラムは最初にタイの舞踊や模様に関する紹介をタイの学生の代表に披露いただき、その後、プロジェクトメンバーによるきものと模様に関するレクチャ、その後、ゼミ生によるブレークアウトセッションに分かれての模様探しワーク、最後に日本舞踊体験の流れで実施しました。
ICT教材化した着物の模様探しゲームをゼミ生が主導して5班のグループに分かれて(ブレークアウトを利用)、コンケン大学と交流しながら日本の模様に親しむワークを試みました。言葉や距離の壁を越え交流することができ、遠隔できもの文化に触れていただくことができたと感じました。
遠隔型での体験的ワークショップを実施してみて、日本の伝統文化の理解と文化交流の促進という日本の伝統文化の海外発信に貢献するために遠隔でも体験型のワークショップが実現できたことを実感しました。
研究実践に当たり、多くの方々にお世話になりました。コンケン大学の高橋美紀先生、ワッチャラー先生、兵庫県伝統文化研修館の尾上菊博司様、参加していただいた学生、模様探しゲームを実施してくれたゼミ生たち、遠隔中継を支援いただいた伊藤大河先生、ほか、多くの皆様に大変お世話になりました。感謝申し上げます。
また、このプロジェクトの実施にあたり、文部科学省科学研究費基盤研究(C)(一般)(代表:川端博子)より助成金をいただきました。この場を借りて感謝申し上げます。
当日の様子を埼玉大学の川端研究室が以下の音声付きの動画にまとめて配信くださっています。是非、こちらをご覧ください。
当日の様子(音声付き動画)
このプロジェクト研究の一環で、2024年8月23日に遠隔体験型のきもの文化を海外へ発信するための教育プログラムを開発することを目指して、第15回目となる「きもの文化の発信のためのワークショップ」をきものプロジェクトメンバー、兵庫県伝統文化研修館、コンケン大学を中継して遠隔での体験型ワークショップとして実施しました。
コンケン大学はタイの東北地方最大の国立総合大学で、17学部を有するタイを代表する大学です。本学教育学研究科の修士課程を言語?文化?社会グループの青山先生の元で修了し、現在、コンケン大学の日本語教員となっている高橋美紀先生にご協力いただき、タイのコンケン大学には過去に2018年と2023年に招待されて対面型のワークショップを行いました。今回は継続的な文化交流を実現するため、遠隔での実施を試みたものです。
以下、ワークショップの内容をご報告します。
きものプロジェクトメンバーとして埼玉大学教授の川端博子先生、本学の薩本および連合学校教育学研究科博士課程修了生で昭和学院短期大学非常勤講師の大矢幸江先生、および薩本研究室のゼミ生5名も参加しました。日本舞踊指導と解説を兵庫県伝統文化研修館の尾上菊博司様およびそのお弟子さんにご協力いただき、中継には共栄大学の伊藤大河先生にご協力いただきました。コンケン大学教育学部日本語教育からは高橋先生とプログラム長であるワッチャラー?スヤラー先生の同時通訳のご協力をいただき、開催することができました。
プログラムは最初にタイの舞踊や模様に関する紹介をタイの学生の代表に披露いただき、その後、プロジェクトメンバーによるきものと模様に関するレクチャ、その後、ゼミ生によるブレークアウトセッションに分かれての模様探しワーク、最後に日本舞踊体験の流れで実施しました。
ICT教材化した着物の模様探しゲームをゼミ生が主導して5班のグループに分かれて(ブレークアウトを利用)、コンケン大学と交流しながら日本の模様に親しむワークを試みました。言葉や距離の壁を越え交流することができ、遠隔できもの文化に触れていただくことができたと感じました。
遠隔型での体験的ワークショップを実施してみて、日本の伝統文化の理解と文化交流の促進という日本の伝統文化の海外発信に貢献するために遠隔でも体験型のワークショップが実現できたことを実感しました。
研究実践に当たり、多くの方々にお世話になりました。コンケン大学の高橋美紀先生、ワッチャラー先生、兵庫県伝統文化研修館の尾上菊博司様、参加していただいた学生、模様探しゲームを実施してくれたゼミ生たち、遠隔中継を支援いただいた伊藤大河先生、ほか、多くの皆様に大変お世話になりました。感謝申し上げます。
また、このプロジェクトの実施にあたり、文部科学省科学研究費基盤研究(C)(一般)(代表:川端博子)より助成金をいただきました。この場を借りて感謝申し上げます。
当日の様子を埼玉大学の川端研究室が以下の音声付きの動画にまとめて配信くださっています。是非、こちらをご覧ください。
当日の様子(音声付き動画)
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(担当:教育学部)